現代社会論

豊かで便利な現代社会が、少しづつ歪んできたことは誰でも感じているはずです。この国が世界に対して何を発信し、何を残そうとしているのか、思いのほどをさまざまな側面から書いてみようと考えました。

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人間と労働

昨日、情報化が職場から人間を追い出してしまうと書きました。それでも完全に人間の労働を必要としないわけではありませんから、ドイツのようにワークシェアリングを導入して、労働時間を少しづつ減らしていけば良いと思うのですが、資本主義社会の企業では経営者との話し合いですから、うまくいくわけがありません。

 情報化が導入されたとき、情報化によって新しい情報産業が発展してくるから、そちらの産業に移動すれば問題ないと言っていましたね。情報産業にそれほど多くの労働力は必要ないですよ。情報産業は基本的に多くの労働力を必要としない産業です。

 それより、労働することを止めてしまった人間はどうなるのか興味があります。人間は労働によって進化してきたからです。二本足で歩行することで手が自由になり、道具が使えるようになった。その後、人間の創った文化は驚くべきレベルの高さに達したわけです。その結果、人間が働かなくても良くなったとしたら、私たち人間は進化を止めてしまうのでしょうか。それとも退化するのでしょうか。一部の人間だけが、進化して多くの人間は退化するのでしょうか。二極化は収入の格差だけではなく、もっと大きな問題をはらんでいるような気がします。
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テーマ:格差社会 - ジャンル:政治・経済

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情報化と人間労働

以前から問題意識として「情報化と人間労働」について考えてきた。産業革命以来、人間労働の機械化が強力にに推し進められてきた結果として情報化社会が出現したという事実である。人間労働の機械化は合理化・省力化として新しい機械を導入して、労働者を解雇してきた。
 機械化は人間の肉体労働を作業場から開放し、その結果労働者を必要としない無人工場が出現した。私は、こうした資本主義的生産システムの、最後の段階として情報化を捕らえるべきだと考えている。その意味で情報化とは人間の頭脳労働を機械化する過程ではないかと考えている。少数の優秀な頭脳労働者がいれば、会社は自動生産システムで製品を製造することが出来る。

 その結果情報化社会では、あらゆる労働市場から人間が追い出されるということである。企業は「いざなぎ景気」を越えて大きな利益を上げる一方、リストラ、パート、アルバイト、派遣社員など非正規雇用者の増加、正規雇用者に対する締め付けの強化、が行われている。

 この問題について、最近ようやくマスコミも取り上げるようになってきた。『世界』3月号(岩波書店)労働破壊ー再生への道を求めてーでは、この問題を正面から取り上げている。取り上げ方としては物足りないが、これを私たちの社会の大きな課題であることを主張している点は高く評価したい。勝ち組・負け組みなどと暢気なことを言うのではなく、二極化していく現代社会の本質的な原因をはっきりさせて、その対策を模索しなければならない。やがて少数の豊かな階層と多くの貧しい階級に二極分化した社会が出現し「マルクスの亡霊」が現れることになる。
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